5月のゴールデンウィークを利用し、移動含めて10日間のモロッコ旅行に行ってきました。
本記事は5日目の旅行記になります。
今回の旅行全体についてはこちらからお読みください!
- 【モロッコ旅行記①】カサブランカ~マラケシュ~メルズーガ(サハラ砂漠)まとめ
- 【モロッコ旅行記②】カサブランカでモロッコ伝統のハマムや、クスクスを堪能
- 【モロッコ旅行記③】迷い込むほど魅力的!赤の街マラケシュを探索~スークで五感を刺激する冒険
- 【モロッコ旅行記④】メルズーガ~サハラの砂漠で大地を感じる
- 【モロッコ旅行記⑤】フェズ~迷宮の旧市街で異世界体験
- 【モロッコ旅行記⑥】シェフシャウエン~インスタ映え必至!青の街の絶景巡り
本記事はフェズをメインに執筆しています。
サハラ砂漠の日の出
朝は、6時半頃日の出とのことで、6時頃起床し、キャンプ前でのんびりする時間を楽しみました。
普段日本にいる時はいつも何かに追われている感覚ですが、この何もない場所で、何も考えず、ただただ時間の流れを楽しみました。
見渡す限り何もない砂漠で迎える日の出は、これまでに見たどの景色ともまったく違う特別な体験でした。
日本では海から昇る朝日を見ることが多いですが、地平線の向こう、何もない大地から太陽が昇ってくる光景は、まさにモロッコならではで、言葉では言い表せないほどの感動がありました。
モロッコのアリゾナ
日の出を見終わり、朝ごはんを食べて本日は迷宮都市フェズへ向かいます。
フェズへもロングドライブですが、1-2時間に一回壮大な景色の撮影スポットで休憩がてら停まるので、こちらも全然苦ではありませんでした。
メルズーガを9時頃に出発し、一時間半ほど車を走らせたところで、通称アリゾナプレイスと言われている所でトイレ休憩兼撮影をしました。
ゴツゴツとした岩肌がアメリカのアリゾナ州、グランドキャニオンに似ていることから、アリゾナプレイスと言われているようでした。
そこからさらに一時間ほど車を走らせると大きな湖が見えてくるのでこちらでも少し写真撮影を行いました。
湖の水の色は透き通っており、赤色の岩肌とのコントラストが非常に綺麗に見えました。
14時頃にお腹も減りだし、ローカルなモロッカンスタイルのケバブを食べることに。
イメージは、焼肉のような感じで日本でもよくある感じで炭火焼きということもあり美味しくいただきました。
モロッコのスイスと呼ばれるイフラン
ここからまた一時間ほど車を走らせた所で、猿がいる有名なスポットがあるとのことで休憩がてら、猿と戯れました。
見た目は日本猿とほとんど変わらないものでした。
そこから少し車を走らし、16時ごろにイフラン(Ifrane)という街に到着しました。
モロッコの中央部、中アトラス山脈の標高約1,700mに位置するイフランは、他のモロッコの都市とは一線を画す、非常に珍しい魅力を持つ場所です。
乾燥した砂漠や土壁のカスバがモロッコの一般的なイメージであるのに対し、イフランでは冬には雪が積もり街並みがスイスのようだという事で、「モロッコのスイス」と呼ばれています。
ここからさらに車を走らせ18時前にフェズに到着となりました。
迷宮都市フェズ(Fes)の見どころまとめ|迷宮都市で外せないスポットたち
モロッコ最古の王朝都市・フェズは、歴史と文化が色濃く残る街。世界最大級のメディナ(旧市街)では、まるで中世にタイムスリップしたかのような体験ができます。今回の旅行で体験したフェズの魅力を紹介していきます。
フェズ(Fes)とは?
フェズは「モロッコの精神的・文化的な首都」と称され、国内に存在する4つの王都の1つであり、他の王都にはマラケシュ、メクネス、ラバトがあります。
また、フェズは迷宮都市と言われており、大きな旧市街(メディナ)が有名な都市であり、革製品、陶器の工房があったりと観光客を魅了する魅力がたくさんあります。
今回のモロッコ旅の目的の一つでもあるフェズ観光を前に心躍っていました。
フェズ(Fes)での陶器工房見学
時間が遅く通常であれば半日程度のツアーとなるのですが、今回は日本語ガイドさんと一緒にクイックに探索しました。
まず始めに訪れたのは、陶器やタイルの工房で、職人さんが全て手作りしているところを見学させてもらいました。
カラーリングも、全て手作業でまさに芸術の極みでした。


フェズ(Fes)での染物工房シューワラ・タンネリー(Chouara Tannery)
その後皮物を扱う工房をお邪魔しました。タンネリはフェズの最も有名な風景の一つである巨大な染物工房です。革をなめし、染色する伝統的な工程を上から見学することができます。
色鮮やかな染料の桶が並ぶ光景は圧巻ですが、独特の臭気がするため、ガイドの方からミントを渡されて、キツくなったら吸うように言われました。


噂通り相当な匂いで、臭い理由は皮を柔らかくするために、タンネリに鳩のフンを入れているからだそうです。

この臭いも、これまでに経験したことのない独特なものでしたが、これも含めてモロッコの良い思い出のひとつになったと感じています。
その後もメディナ内を探索し、昔ながらのモスクや、世界最古の大学を見学し、フェズを堪能しました。
フェズ(Fes)でのメディナ探索
このようにモロッコの伝統的な金属製品(主に真鍮や銀)を扱うお店があったりで、本当に全く飽きることがありません。

市場のような場所もあり、モロッコ現地の方の生活を感じれる場所もあります。

ラクダも売られていました。
こんな光景は絶対に日本では見れない経験です。

フェズの礼拝堂は,街中にたくさんあるのですが、女性しか通れない出入り口があったりで、観光客が中まで入るのは基本的に難しい印象でした。
今回、時間の関係で2時間程度のツアーでしたが、フェズの見所はたくさんあるので、二泊してゆったり滞在するのも良いなと思いました。
フェズのメディナが広すぎて半日では全く時間が足りませんでした。
そろそろ20時頃になっていたのでこの日は、メディナ内にあるリヤドへと向かいました。
フェズのメディナは、まさに迷路のような街並みで、今回宿泊したリヤドも、その奥まった場所にありました。
正直、1人だったらたどり着くのにかなり時間がかかっていたと思います。
リヤド内はモロッコ伝統の幾何学模様が散りばめられており、どこを切り取っても可愛い光景が広がります。
リヤド到着後、食事を取ったのですが、お皿やコップが本当に可愛く、モロッコの映え写真をここでも撮影できるなと思いました。
夜も少し遅くなっていたのですが、少しシーシャ(水タバコ)を吸いに行こうということになり、タクシーでメディナの外にある夜の街へ出かけました。
ここで注意事項ですが、モロッコには配車アプリが存在するのですが25年5月時点では認可が下りてないようで絶対に使用せず、タクシーを必ず使用しなさいと言われました。
フェズのタクシーは赤い車体が特徴で、すぐに見つけることができます。
街中で流しているタクシーを拾うのが一般的で、乗車前には必ず料金の確認をするのがマストです。
そして、シーシャを楽しんだあとリヤドへ戻ろうとしたのですが、タクシーはメディナ内まで入れず、そこからは徒歩で向かうことに。
Googleマップ上では滞在先のリヤドまで徒歩10分ほどの距離だったのですが、
実際には行く先々が行き止まりだったり、細い路地ばかりでなかなか思うように進めませんでした。
結局、リヤドにたどり着くまでに2〜3時間もかかってしまい、へとへとになって5日目終了です。
フェズは、迷宮都市と言われるだけあって、メディナの中では全くGoogleマップが機能せず、これはガイド必須だなと痛感しました。
次の旅行記はこちら▶︎【モロッコ旅行記⑥】シェフシャウエン~インスタ映え必至!青の街の絶景巡り
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