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モロッコ料理は美味しい!モロッコで絶対食べるべき料理10選!特徴・スパイス・現地グルメを解説

2026 3/06
EXPERIENCES
2022年12月21日2026年3月6日

みなさんはモロッコ料理にどんなイメージを抱きますか?サハラ砂漠や青い街シャウエンなどの絶景で知られるモロッコは、料理も世界トップクラスに美味しいと言われる国です。

世界的に有名な「クスクス」をはじめ、モロッコ料理の最大の魅力はベルベル・アラブ・地中海の文化が融合した多彩なスパイス使い。「タジン鍋」も実はモロッコ発祥の料理です。

この記事では、現地ガイドとともにモロッコを知り尽くしたモロッコロマン編集部が、旅行前に絶対知っておきたいモロッコ料理の特徴から定番グルメ10選、東京で食べられるお店まで徹底的に解説します。

モロッコロマン編集部

モロッコの魅力を日本に届けるため活動するKompalのメンバーで構成。現地パートナーと連携し、一次情報に基づいた信頼性の高いモロッコ旅行・文化情報を発信しています。

 日本モロッコ協会 加盟

監修:カリム(Karim)

Morocco Memorable Tours 代表

モロッコ・マラケシュを拠点に15年以上のツアーガイド経験を持つ。サハラ砂漠ツアーからメディナ散策まで、モロッコの魅力を日本人旅行者に伝え続けている現地スペシャリスト。

Morocco Memorable Tours
モロッコ現地ツアー会社

モロッコ旅行を検討中の方はこちらのツアーをご覧ください

Morocco Memorable Tours
目次

モロッコ料理とは?その歴史と文化背景

モロッコ料理とは、北アフリカのモロッコ王国で育まれた独自の食文化です。先住民族ベルベル人の伝統料理をベースに、アラブ・ペルシャ・トルコ・スペイン・フランスなど、東西さまざまな文化の影響を受けて発展してきました。

北アフリカの最西端に位置し、ジブラルタル海峡を挟んでスペインと向き合うモロッコは、まさにアフリカとヨーロッパの「かけ橋」。その地理的な個性が、他のどこにも似ていない豊かな食文化を生み出しています。

ベルベル・アラブ・地中海文化の融合

モロッコ料理のルーツは、先住民族ベルベル人の質素で力強い料理にあります。そこにアラブの香辛料文化、ペルシャの甘辛の組み合わせ、スペイン・ポルトガルの地中海野菜文化が加わり、現在のモロッコ料理が形成されました。

モロッコ周辺の地域は「マグリブ」と呼ばれ、アラビア語で「日の没する地」を意味します。東西南北のあらゆる文化が沈み込んで混ざり合った土地ならではの食の多様性が、モロッコ料理の最大の魅力です。

イスラム食文化との関係(ハラール・ラマダン)

モロッコの国教はイスラム教です。そのため、モロッコ料理は基本的に豚肉・アルコールを使用しないハラール食が中心です。その代わりに発達したのが豊かなスパイス文化とフレッシュジュース、甘いミントティー文化です。

また、イスラム教の断食月「ラマダン」は料理にも深く関わっています。日没後に最初に口にするスープ「ハリラ」は、ラマダン期間に特別な意味を持ちます。旅行時期によってはラマダン中の食文化を体験でき、それ自体がモロッコ旅行の大きな醍醐味になります。

モロッコ料理の特徴|スパイスと素材

モロッコ料理最大の特徴が、多彩なスパイスの使い方です。辛みの少ないクミン・シナモン・ターメリックなどが多用されるため、アジア料理のような刺激的な辛さとは異なる、やさしくて奥深い味わいが特徴です。日本人にもとても食べやすく、初めてでも「おいしい!」と感じる方がほとんどです。

モロッコ料理に欠かせないスパイス一覧

スパイス特徴・使われ方
クミンモロッコ料理の基本スパイス。ほぼすべての料理に登場する
サフラン高級スパイス。タジンやクスクスに黄金色と独特の香りを加える
シナモン甘辛い風味で肉料理にもスイーツにも活躍
ターメリック鮮やかな黄色。タジンに深みをもたらす
パプリカ色鮮やかで風味豊か。辛みは少なく日本人向き
コリアンダーハーブとしても、種子スパイスとしても使用
ラス・エル・ハヌート複数のスパイスをブレンドしたモロッコ独自のミックス。直訳すると「お店の主人」

マラケシュやフェズのスーク(市場)では、スパイス専門店が軒を連ねます。「タジン用スパイス」「クスクス用スパイス」などオリジナルブレンドを量り売りで購入でき、旅のお土産としても人気です。

甘辛の組み合わせがモロッコ料理の真骨頂

モロッコ料理のもうひとつの大きな特徴が「甘辛の絶妙な組み合わせ」です。

プルーン・アプリコット・デーツ(なつめやし)・アーモンドなどのフルーツやナッツを肉料理に加えたり、甘い粉砂糖をかけたパイ包み料理(パスティラ)があったりと、甘さとスパイスを組み合わせた独特の奥深い味わいがあります。

初めて食べる日本人は「え、甘いの?」と驚くことも多いですが、食べ慣れると病みつきになる美味しさです。

モロッコで絶対食べるべき料理10選

さまざまな文化の影響を受けたモロッコ料理はどれも彩り鮮やかで栄養満点。じっくり手間をかけてつくるモロッコ料理は、一度食べればやみつきになるでしょう。

1.クスクス(Couscous)|モロッコを代表する国民食

世界最小のパスタともいわれる「クスクス」は、モロッコを代表する料理のひとつです。デュラム小麦の粗挽き粉(セモリナ粉)を水でこね、粒状にしたもので、ふんわりとした食感と淡い甘みがあります。

クスクスをつくるには二層式の専用鍋が必要です。下段で肉・野菜・スパイスを煮込み、その蒸気で上段のクスクスを蒸す仕組みです。煮込んだ肉や野菜をのせて、右手で丸めながら食べるのが現地のスタイルです。

クスクスはモロッコ人にとって単なる食事以上の存在です。イスラム教では金曜日が特別な祈りの日とされており、礼拝後に家族みんなで大皿のクスクスを囲む文化は今も続いています。ビタミンB群・食物繊維・ミネラルを豊富に含み、米よりも低カロリーなヘルシー食材でもあります。

実際の体験

カサブランカに滞在した際、現地の家庭でクスクスを一緒に食べる機会がありました。大皿を囲んで右手で丸めながら食べるスタイルは慣れるまで少し難しいですが、家族の温かさとともにいただく一皿は格別でした。

  • 実際クスクスを堪能した旅行記はこちら

2.タジン(Tajine)|砂漠の知恵が生んだ蒸し煮込み

円錐形のフタがついた土鍋「タジン鍋」で煮込む料理はすべて「タジン」と呼びます。

食材に含まれる水分だけで蒸し煮できることが特徴で、食材の旨みをぎゅっと閉じ込めます。水が貴重なサハラ砂漠近くのモロッコで生まれた、先人の知恵がつくり出した調理法です。

定番の人気メニューは以下の通りです。

  • チキンタジン:塩漬けレモンとオリーブが効いた定番中の定番
  • ケフタタジン:ミートボールと卵のタジン。見た目も豪華
  • ラムとプルーンのタジン:甘辛の組み合わせが絶品
  • 魚のタジン:エッサウィラなど沿岸部では新鮮な魚介のタジンも楽しめる

3.ハリラ(Harira)|モロッコの万能スープ

モロッコの万能スープ「ハリラ」。

「ハリラを飲めば病気にならない」と言われるほど、具だくさんで栄養満点のスープです。

トマトベースのスープにレンズ豆・ひよこ豆・肉・野菜を入れ、コリアンダー・シナモン・ターメリックなどのスパイスで風味豊かに仕上げます。ラマダンの断食明け、日没後に最初に口にするスープとしても知られています。

4.パスティラ

パイ包みの料理「パスティラ」は、フェズの名物料理として知られています。

粉砂糖とシナモンがふりかけられているためお菓子のように見えますが、中には鶏肉・アーモンド・卵・スパイスが詰まっています。甘さとしょっぱさ、サクサクのパイ生地の食感のギャップが、一口食べるとやみつきになる美味しさです。

モロッコでしか食べられない唯一無二の味。見た目のインパクトも含めて、ぜひチャレンジしてほしい一品です。

5.モロッカンサラダ・ザルーク(Zaalouk)|前菜の名コンビ

モロッカンサラダは、キュウリ・トマト・玉ねぎなどを角切りにして、クミン・ハーブ・オリーブオイルでさっぱりと和えたサラダです。レストランでは前菜として定番ですが、その量の多さに観光客は圧倒されることも。

もうひとつぜひ注目してほしいのが「ザルーク(Zaalouk)」です。ナスをじっくり蒸して皮をむき、トマト・オリーブオイル・ニンニク・コリアンダーと合わせてなめらかなペースト状に仕上げます。ホブス(パン)にディップして食べるのが定番で、ナスの濃厚な甘みとスパイスのバランスが絶妙。日本人の口に非常に合う一品です。

6.ブリワット(Briouat)|モロッコの揚げ春巻き

「ブリワット(Briouat)」は薄いパイ生地に羊肉・鶏肉・魚・ナッツなどを包み、三角形または円筒形に成形して揚げたモロッコの揚げ春巻きです。

サクッとした食感と、スパイスの効いたジューシーな具材のコントラストが絶品。前菜として供されることが多く、ラマダン期間中はハリラと並んで日没後の食卓に必ず並びます。甘いバージョン(アーモンドとはちみつ)はデザートとしても楽しめます。

7.ケフタ(Kefta)|屋台で食べたいスパイスミートボール

「ケフタ(Kefta)」は羊肉または牛肉に、クミン・コリアンダー・タマネギ・ニンニクなどのスパイスをたっぷり練り込んだモロッコ風ミートボールです。

丸いボール状や細長い串焼き状に成形して調理します。タジン鍋でトマトソースと煮込む「ケフタタジン」が有名で、卵を落として仕上げたスタイルは見た目も豪華。マラケシュのジャマ・エル・フナ広場では夜の屋台でケフタの串焼きが並びます。

実際の体験

夕方5時ごろから屋台が設営されはじめ、日没後は煙と喧騒で別世界に。ケフタの串焼きをホブスで挟んで食べたあの瞬間は、旅行の中で忘れられないシーンです。値段は店ごとに異なるので、事前に金額を確認してから座るのが安心です。

8.ルビア(Loubia)|毎日食べたい豆の煮込み

「ルビア(Loubia)」は白いんげん豆をトマト・タマネギ・ニンニク・スパイスと一緒にじっくり煮込んだ、モロッコの定番家庭料理です。

仕上げにオリーブオイルをたっぷりかけて、ホブス(パン)と一緒にすくいながら食べます。素朴な見た目ですが、豆とスパイスの香りが溶け合った温かみのある味わいは、まさにモロッコの「食の原点」。現地の食堂では数十円台というリーズナブルさも魅力です。

9.タンジーヤ(Tangia)|マラケシュ男たちの郷土料理

「タンジーヤ(Tangia)」はマラケシュならではの郷土料理です。

陶器の壷に牛肉・ラム肉・スパイス・バターなどを詰め、公衆浴場(ハマム)の炉の灰の中に埋めて数時間かけてじっくり煮込みます。

かつてマラケシュの独身男性たちが週末のランチ用に壷を炉に預けていたことから「独身男の料理」とも呼ばれています。肉がホロホロに崩れるほど柔らかく、スパイスが深く染み込んだ味は一度食べると忘れられません。

10.ムスンメン(Msemen)|リヤドの朝食で食べたいクレープ

「ムスンメン(Msemen)」はセモリナ粉と小麦粉を使った生地を薄く伸ばして何層にも折り重ねて焼いた、モロッコ風クレープです。

外はさっくり、中はもちもちの独特の食感で、はちみつやバターをつけていただきます。リヤド(伝統的な宿)での朝食に出てくることが多く、甘いミントティーとの組み合わせが絶品です。

  • リヤドついて詳しくはこちら

モロッコの主食と飲み物

ホブス(Khobz)|モロッコのソウルフード

モロッコ人の主食は「ホブス(Khobz)」と呼ばれるパンです。丸くて平たい形はフォカッチャにも似ており、食感はもちもちとしています。

どんな料理にも合わせやすく、モロッコの家庭ではいつも食卓に並びます。タジンのような汁気たっぷりの煮込み料理との相性は抜群で、具をすくいながら食べるホブスは絶品。屋台ではケフタや野菜マリネを挟んだサンドウィッチとしても楽しめます。

ミントティー|モロッコのおもてなしの象徴

モロッコを語るうえで欠かせないのが「ミントティー」です。中国緑茶に大量の砂糖を入れて煮出し、生のミントを加えた甘いお茶で、「モロッカンウイスキー」とも呼ばれています。高い位置から空気を含ませるようにグラスに注ぎ入れることで、まろやかな泡立ちが生まれます。

甘さが苦手な方は注文時に「砂糖なし(Sans sucre / بدون سكر)」「砂糖少なめ(Peu de sucre)」と伝えれば調整してもらえます。ただ、一度は本場の甘さを体験することをおすすめします。

  • 便利な旅行フレーズについて詳しくはこちら

フレッシュジュース|オレンジ・アボカドが絶品

モロッコはフルーツの生産量が多い国です。なかでもオレンジジュースは年間を通じて人気で、注文を受けてからその場で絞ってくれるフレッシュ感が格別です。

一杯でお腹が満たされるほど濃厚な「アボカドジュース」も大人気。マラケシュのジャマ・エル・フナ広場でもよく見かけます。

地方別!モロッコの郷土料理

モロッコは地域によって食文化が大きく異なります。旅行先に合わせて、その土地ならではの料理を楽しむのもモロッコ旅行の醍醐味です。

都市・地域名物料理特徴
マラケシュタンジーヤ、メシュウイ壷・窯でじっくり煮込む郷土スタイル
フェズパスティラ甘辛パイ包み。フェズ発祥の高級料理
エッサウィラ魚介のタジン・グリル大西洋に面した港町の新鮮シーフード
シャウエンビソラスープ(そら豆)山岳地帯ならではの素朴な豆スープ
ミドルト鱒(マス)料理アトラス山脈の清流が育てる川魚料理
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現地体験!マラケシュ屋台とスークのグルメ

ジャマ・エル・フナ広場の夜の屋台

モロッコ最大の見どころのひとつが、マラケシュのジャマ・エル・フナ広場(Jemaa el-Fna)です。日没になると広場全体が巨大なフードコートに変貌し、ケフタの串焼き・ハリラ・フレッシュジュースなど、数十もの屋台が並びます。

屋台選びのコツは「地元のモロッコ人がたくさんいる店」を選ぶことです。また、注文前に価格を確認してから席に着くことをおすすめします。

実際の体験

夜のフナ広場の空気・音楽・香り、その全部がモロッコを体感させてくれます。ケフタの串焼きをホブスで挟んで食べたあの瞬間は、旅行の中で忘れられないシーンのひとつです。

スークのスパイス店|旅のお土産にもおすすめ

フェズやマラケシュのスークには、色とりどりのスパイスを山盛りに並べたスパイス専門店が点在しています。100gから量り売りで購入でき、日本に持ち帰ればモロッコ料理を自宅で再現できます。

  • クミン:現地産は香りが段違い
  • サフラン:モロッコ産は品質が高く比較的手ごろな価格
  • ラス・エル・ハヌート:モロッコ独自のミックススパイス。お土産に喜ばれる

モロッコ料理を東京で楽しむ|旅行前に予習しよう

モロッコは東京から直行便がなく、乗り継ぎを含めると約20時間かかる遠い国です。「まだ旅行の予定がない」「旅行前に一度食べておきたい」という方は、東京の本格モロッコ料理店で予習するのがおすすめです。

東京のおすすめモロッコ料理レストラン

① レストラン モロッコ(神田・大手町)
都内最古のモロッコ料理専門店。タジン・クスクスをランチから楽しめます。珍しいモロッコワインも取り揃えています。
住所:東京都千代田区内神田1丁目5−9 1F(大手町駅から徒歩約6分)

② ル・マグレブ(二子玉川)
本格モロッコ料理店。辛くないスパイスをふんだんに使った料理は日本人の口にとてもよく合うと評判です。
住所:東京都世田谷区玉川3-10-11 1F(二子玉川駅西口から徒歩3分)

③ darna(ダルナ)(テイクアウト専門)
「私たちの家」を意味するモロッコ家庭料理のテイクアウト専門店。タジンやクスクスを自宅で気軽に楽しめます。

 注意

店舗情報は変更になる場合があります。ご来店前に公式サイトや食べログ・Rettyで最新の営業時間・定休日をご確認ください。

モロッコ料理店で注文するコツ

  • コースで頼む:前菜(モロッカンサラダ)→スープ(ハリラ)→メイン(タジンまたはクスクス)が本場スタイル
  • ミントティーを締めに:ほとんどの店で提供しています
  • ラム肉に挑戦してみる:スパイスと一緒に煮込まれたラムは羊肉が苦手な方でも食べやすい

まとめ

やさしいスパイスが食欲をそそるモロッコ料理。クスクスやタジンのような世界的に有名な料理から、地域の人々が日常的に食べるルビアやムスンメンまで、モロッコの食の世界は想像以上に豊かで奥深いです。

まずは東京のモロッコ料理店で体験してみて、そのおいしさに感動したらぜひ本場モロッコへ。現地でしか味わえない体験が、あなたを待っています。

モロッコ旅行を検討中の方はこちらのツアーをご覧ください

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