5月のゴールデンウィークを利用し、移動含めて10日間のモロッコ旅行に行ってきました。
本記事は一日目の旅行記になります。
今回の旅行全体についてはこちらからお読みください!
- 【モロッコ旅行記①】カサブランカ~マラケシュ~メルズーガ(サハラ砂漠)まとめ
- 【モロッコ旅行記②】カサブランカでモロッコ伝統のハマムや、クスクスを堪能
- 【モロッコ旅行記③】迷い込むほど魅力的!赤の街マラケシュを探索~スークで五感を刺激する冒険
- 【モロッコ旅行記④】メルズーガ~サハラの砂漠で大地を感じる
- 【モロッコ旅行記⑤】フェズ~迷宮の旧市街で異世界体験
- 【モロッコ旅行記⑥】シェフシャウエン~インスタ映え必至!青の街の絶景巡り
経由地ドーハ空港の様子
飛行機便は東京を夜発で、ドーハに早朝着となりまして、飛行機の中ではほとんど寝れず、眠気眼で、ドーハ空港に降り立ちました。
- 5月2日 22時30分 東京 成田空港発
- 5月3日 04時05分 ドーハ ハマド空港着(11時間35分フライト)
- 5月3日 08時25分 ドーハ ハマド空港発
- 5月3日 14時20分 カサブランカ ムハンマド5世空港着(7時間55分フライト)
3時間程度時間があったので、何をしようか考えていたのですが、空港の余りの大きさに衝撃を受けました。写真のように森のようになっており、テントのような場所で寝れる場所もあったりで、非常に落ち着けるような場所でした。

有名なオブジェもありました。

ドーハ空港には充電スポットも多数あり、フリーwifiも全く問題無く、とても安心しました。
次の飛行機まで3時間ほどありましたが、寝過ごす事を恐れて、空港内をぐるぐる歩いたり、動画をダウンロードしたりで暇を持て余すことなく過ごすことができました。
ちなみにカタール航空はトランジットが長い方向けに、トランジットが8時間以上であれば無償で空港ホテルで休めるサービスや、有料ですがカタールのシティーツアーを提供しているので、要チェックです。
モロッコ最大の都市、経済の中心地としてのカサブランカ
旅の玄関口となるのは、モロッコ最大の都市カサブランカです。大西洋に面したこの港町は、貿易と経済の中心地として発展し続けています。
近代的なビル群が立ち並ぶ一方で、歴史的な建造物も点在し、古いものと新しいものがダイナミックに融合したユニークな都市景観が特徴です。
モハメド5世空港にてお出迎え
6時間のフライトを終え、ようやく待ちに待った魅惑の国モロッコに到着!
気温は5月で25℃位と半袖半ズボンがちょうど良いくらいの温度感でした。周りを見渡すと長ズボン半袖の人が多いイメージでした。
今回プライベートツアーをお願いしたドライバーのカリムさんが笑顔でお出迎えしてくれ、迷わず合流できたことにまずは、安心。

ツアー等でドライバーさんと待ち合わせ予定の方はスムーズに合流できるか不安に思うかもしれませんが、カサブランカの空港は出口が一つしかないので、出会えないなんてことはないかと思います!
モロッコ初めての食事は屋台料理
空港から車を30分程走らせたところで、ローカルの屋台が連なる場所を発見。
お腹も減っていたので、早々にローカルのケバブ店へ。
モロッコ初のモロッコフードはクスクスやタジンと言った典型的なモロッコフードをと思っていましたが、お腹も減っていたので、そこは妥協し、ケバブのお店で食事となりました。
日本で想像するケバブは、串に刺さった肉を削いでいくイメージですが、モロッコで言うケバブは、日本で言う焼肉です。
今回は、ラム、ハンバーグ,レバーを頼みましたが、超絶品で大満足でした。
特にハンバーグは、おじさんがコネコネして、炭火で焼くのですが、ジューシーで食べ応えもあり最高でした。

ローカル店だと食事代も非常に安く、このボリュームで約1,500円(100MAD)と2人でお腹いっぱいの量でした。
モロッコのレストランでチップは必要ですか?
ローカルレストランですと、チップは基本的に不要ですが、観光地のレストランではお会計の10%程度が一般的になります。
見分け方としては、レストランのウェイターさんが、料理を持ってきてくれたり、説明をしてくれるような日本でも一般的な飲食店の場合は、チップが必要、カウンターで受け取るようなファーストフード店スタイルですと不要というイメージです。
チップを渡すタイミングは、会計が終了したタイミングもしくは帰るタイミングに、手渡しをすることが良いです。
細かいディルハムを持ち合わせていない場合、おつりを使ってチップを渡す等で問題ないかと思います。
モロッコ式サウナハマムを体験
昼食と言っても既に時間は15時をすぎていましたが、移動で疲れた体を癒したいとハマムを体験することになりました。
モロッコ旅行の醍醐味の一つといえば、やはりハマム抜きには語れません。イスラム文化圏に古くから伝わるこの公衆浴場は、ただ体を洗うだけでなく、心身を清め、地元の人々の生活に深く根付いた文化体験です。
モロッコのハマムとは?
サウナのようですが、サウナとは全く違うものになります。
メインは蒸し風呂(スチームバス)で 日本の温泉のように湯船に浸かる形式ではなく、高温の部屋で蒸気を浴びて体を温めるのが一般的です。
湿度が高く、比較的低温(50℃前後)に設定されていることが多く、息苦しさが少ないのが特徴です。
温まった体にアカスリとマッサージをスタッフがしてくれます。 ハマムの大きな特徴の一つは、専用のミトン「ケッサ」を使ったアカスリです。熟練のスタッフが全身の古い角質を丁寧に落としてくれます。その後、石鹸の泡を使ったマッサージや、ガスール(粘土質の天然クレイ)を使ったパックなどが行われることもあります。
歴史から見ると、ハマムは単なる入浴施設ではなく、地域の住民が交流し、情報交換を行う重要な社交の場でもあったそうで、特に女性にとっては、限られた外出の機会の中で、友人とおしゃべりを楽しむ貴重な場所でした。
このような歴史も知ったうえで、ハマムを体験すると気持ちも変わってきますよね。
もちろん男女別ですし、スタッフさんも女性に対しては女性が行うのでご安心ください!
モロッコの大衆向けと観光客用でハマムは異なるのか?
ハマムには二種類あり、観光客用と大衆向けがあります。
地元の人は、基本二人以上で来て熱気と湿気に満ちた大きなサウナのようなところに入り、15分程体を温めた後に自分たちで交互に、垢すりとマッサージを行います。
観光用の場合ですと、基本的に個室でプライベート空間を味わいつつ、すべてをスタッフさんが対応してくれます。
大きな都市であれば、ハマムはどこにでもあり、ホテルやリヤド(モロッコの伝統家屋を改装した宿泊施設)に併設していることが多いです。
カサブランカでは、大衆ハマムを体験したく、すべてをスタッフさんにお願いすることになりました。ちなみにローカルな大衆ハマムであったため、スタッフさんはアラビア語しか話せず、段取りはすべてドライバーさんにお願いしました。
蒸し風呂はじわっと汗が出てくる感じで、アカスリは正直結構痛かったですが、マッサージに関しては体の疲れがどっと抜ける感じがし、ハマムは大満足でした。
フェズで観光客用のハマムも体験したので、こちらも参考にしてみてください!
ハマムの気になる金額は?
もちろん大衆向けのほうが安いです。
今回私が利用したカサブランカのハマムは入場料が約1,500円(100MAD)、アカスリマッサージ代が約2,100円(140MAD)で計3,600円でした。
観光客向けは通常6,000 – 7,500円(400-500MAD)くらいですが、繁忙期であったり、高いハマムですと15,000円~30,000円(1,000-2,000MAD)するとこともあります。
これは決してぼられているという訳ではなく、そのお店やシーズンだから高いといっただけですので、ハマムにはいく際は必ず金額とコースは確認した方が良いかと思います。
地元のモロッコ人宅を訪問し、クスクスを堪能
そんなこんなで時間は20時頃となっており、今回はガイドの知り合いのご家族の家にお邪魔させていただくことになりました。
モロッコ人はとにかくティーが大好きで、グリーンティーやミントティーにたっぷり砂糖を入れて飲みますし、お迎えの際は必ずと言っていいほどティーを出してくれます。
ティーを嗜み、ご家族のご好意で牛肉クスクスをご馳走様になることになりました。
モロッコ伝統料理クスクスとは?

このクスクスは砂漠伝統のクスクスだったようで、パスタにもしっかりと味が染み込んでおり、美味しすぎて感動しました。
ちなみに、モロッコの日の入りは遅く5月で8時半ごろとなります。
そのためか、夜ご飯も今回21時頃にいただきまして、日本では12時ごろ昼食、6時ごろ夕食のイメージですが、2-3時間程度感覚が後ろ倒しされているようでした。
この後は、ドライバーさんのお家で一泊させてもらうことになっていたので、この日は1日を終えました。
次の旅行記はこちら▶︎【モロッコ旅行記③】迷い込むほど魅力的!赤の街マラケシュを探索~スークで五感を刺激する冒険
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