サハラ砂漠メルズーガ観光|乳幼児2人連れモロッコ家族旅行9日間④

メルズーガ・サハラ砂漠とは

メルズーガはモロッコ南東部に位置する小さな村で、サハラ砂漠の入り口として知られています。ここから広がるエルグ・シェビという砂丘地帯は、高さ150メートルを超える砂丘が連なるモロッコ屈指の絶景スポットです。
ラクダに乗って砂漠を進み、砂漠の真ん中でキャンプをするという非日常体験ができることから、モロッコ旅行の最大のハイライトとして挙げる旅行者も多いです。今回は1歳と0歳の乳幼児2人を連れた家族4人でこの砂漠キャンプに挑戦しました。
フェズから砂漠への長距離ドライブ
まずはイフランへ:モロッコのスイスと呼ばれる街

フェズを早朝に出発し、まず着いたのがイフランです。
「モロッコのスイス」と呼ばれるこの街は、赤い屋根の建物が並ぶヨーロッパ風の街並みが特徴で、それまでのモロッコの風景とはまったく異なりました。

街のシンボルであるライオンの石像はフォトスポットになっており、多くの人が並んで写真を撮っていました。
おしゃれなカフェもあり、アイスカフェラテを注文したところスタッフに不思議そうな顔をされました。フランスに行ったときも同じ反応をされたので、海外ではカフェラテやコーヒーはホットが一般的で、アイスは珍しいようでした。
バーバリーマカク(野生の猿)が見られるスポット(アズルー)

イフランを過ぎると、野生のバーバリーマカクが生息するスポット、アズルーに立ち寄りました。日本猿によく似た愛らしい姿に息子は大喜びでした。
ただしドライバーから事前に「ここは餌やグッズを買わせようとしてくる人が多いから気をつけて」と忠告されており、実際にかなり積極的に声をかけてきました。ことばがわからないふりをしてやりすごすのが得策だと思いました。
ビュッフェランチ

砂漠に向かう観光客が集まるビュッフェスタイルのレストランでランチをとりました。赤ちゃんを2人連れているのは私たちだけで、周りの旅行者からよく声をかけてもらいました。人見知りをしない息子は誰にでも手を振って嬉しそうにしており、思いがけない交流の場になりました。
エルフード:かつての海底が砂漠になった場所

メルズーガに近づくにつれ、エルフードという化石の産地を経由しました。昔ここは海だったらしく、岩だらけの大地のあちこちに化石がありました。現在の砂漠の風景と、かつての海底という事実のギャップが不思議で印象的な場所です。
メルズーガ到着・キャメルライドへ
ホテルでひと息ついてからいよいよ出発

砂漠の玄関口・メルズーガに到着し、まずキャンプを運営しているホテルへ。
ここでもミントティーで迎えてもらい、旅の疲れをいったんリセットしました。スーツケースなどの大きな荷物は車で運んでもらい、キャンプに必要な最低限の荷物だけを持ってキャメルライドに臨みます。
乳幼児2人を抱っこ紐でラクダに乗り込む

いよいよキャメルライド。赤ちゃんの娘は妻が、息子は私が、それぞれ抱っこ紐で抱えてラクダに乗り込みました。ガイド1人がラクダ4頭を引いてくれるスタイルで、他の観光客の女性2人と一緒に出発しました。
ラクダが立ち上がる瞬間は大きく前後に揺れるため、最初はかなりどきどきしましたが、進みはじめると意外にも安定しています。ただし体幹をしっかり使わないとバランスを崩しやすく、乗っている間は常に体を安定させる意識が必要でした。

進むにつれて砂の粒子がだんだん細かくなり、写真でしか見たことのなかったあの黄金色の砂丘が目の前に広がっていきテンションが上がりました。
ラクダを引くガイドが写真撮影の時間をとってくれて、携帯を渡すと角度を変えて何枚も撮ってくれました。
キャメルライドの所要時間と注意点
- 所要時間:約1時間(キャンプまで)
- 帽子・サングラス・日焼け止め必須
- 乗り降り時に大きく揺れるため子どもはしっかり抱える
- 厚手のズボンがあると快適
砂漠キャンプの一夜
テントはグランピング風:設備は思った以上に快適

砂漠のキャンプというと、過酷な環境を想像する方もいるかもしれませんが、今回のテントはグランピング風でした。
モロッコらしい装飾が施されたかわいらしい内装で、シャワーとトイレも完備、温水も出ました。ひとつ誤算だったのは砂の細かさで、気づくとすべての荷物の中に砂が入り込んでいました。カメラや精密機器は防塵対策をしておくことを強くおすすめします。

息子の砂遊びが止まらない

キャンプに着くと、息子は細かい砂の感触が気に入ったのか、つかんでは投げ、つかんでは投げを延々と繰り返していました。これほど細かくさらさらした砂は日本ではなかなか触れないため、全身で楽しんでいる様子が微笑ましかったです。
夕食はビュッフェスタイル

夕食は20時半ごろ、ビュッフェスタイルでいただきました。砂漠の夜は日が落ちると急速に気温が下がるため、1枚羽織るものがあると快適です。
率直にいうと、砂漠の食事はこれまでの旅の中でいちばんシンプルな味付けでした。逆にそれまでの料理がいかにおいしかったかを再確認した夜でもありました笑
キャンプファイヤーと伝統音楽
夜10時ごろ、キャンプファイヤーの周りで伝統的な太鼓の演奏とダンスのイベントが始まりました。
参加者みんなで輪になって楽しむスタイルで、太鼓を貸してもらった息子は音に合わせて大興奮でたたき続けました。部屋に戻ってからもなかなか興奮が冷めず、なかなか寝付きませんでしたが、それもよい思い出です。
翌朝6時半:砂漠の日の出

翌朝6時半に起き上がり、日の出を見るために砂漠へ出ました。子どもたちがまだ寝ていたので、ゆっくりと景色を眺めることができた、貴重な時間でした。日の出を見た後、9時に車が迎えに来てキャンプを後にしました。帰りもラクダにすることもできるようです。
子連れで砂漠キャンプに参加するときのポイント
持ち物
- 抱っこ紐(キャメルライド中に必須)
- 帽子・サングラス・日焼け止め(砂漠の日差しは強烈)
- 羽織れるもの(夜は気温が下がる)
- 赤ちゃん用の着替えを多めに(砂だらけになる)
- カメラの防塵対策(砂が細かくあらゆる隙間に入り込む)
- 携帯の充電器(テントに電源あり)
テントの設備について
グランピング風のラグジュアリーキャンプは温水シャワーとトイレが完備されており、乳幼児連れでも安心です。ただしキャンプによって設備のレベルに差があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ:砂漠キャンプは家族旅行の最大のハイライト
乳幼児2人を連れての砂漠キャンプは、出発前は不安もありましたが、実際には思った以上に快適で、旅の最大のハイライトとなりました。砂に触れて喜ぶ息子の姿、太鼓に合わせて興奮する様子、そして朝焼けの砂漠を家族4人で眺めた瞬間は、長く記憶に残る体験になりました。次の記事ではダデス・トドラ渓谷編をお届けします。
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