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マラケシュ観光|乳幼児2人連れモロッコ家族旅行9日間⑥

Publishedモロッコロマン編集部
マラケシュ観光|乳幼児2人連れモロッコ家族旅行9日間⑥

マラケシュとはどんなところ?

マラケシュはモロッコ中部に位置する同国最大の観光都市のひとつで、「赤い街」とも呼ばれます。

世界遺産に登録された旧市街(メディナ)を中心に、ジャマ・エル・フナ広場、マジョレル庭園、バヒア宮殿など見どころが凝縮されています。

今回の旅の最終目的地として2泊し、日本語ガイドとともに主要スポットを巡りました。

ダデスからマラケシュへ:アトラス山脈を越えるドライブ

くねくね道のアトラス山脈越え

ダデスからマラケシュへの移動はロングドライブになります。途中、アトラス山脈を越えるルートを通りましたが、山岳道路はカーブが連続する区間が多く、酔いやすい方は酔い止めを用意しておくことをおすすめします。

車窓から見えるアトラス山脈の雄大な景色は格別で、「さっきまで砂漠にいたのに」と旅の振り幅の大きさを改めて感じました。

バラの谷・ケラア・ムグナに立ち寄り

道中、バラの産地として知られるケラア・ムグナという地域に立ち寄りました。バラからどのようにして香料や製品を抽出するのかを工場で説明してもらい、ローズウォーターやリップクリーム、ハンドクリームなど多岐にわたる製品を紹介してもらいました。

香りがよくお土産にも喜ばれやすいため、複数購入しました。まとめ買いすると1本サービスしてくれるなど、交渉次第でお得に買えることもあります。

アトラス映画スタジオ見学

続いて訪れたのはワルザザートにあるアトラス映画スタジオです。モロッコは砂漠や山岳地帯などの多様な地形から、古くから映画の撮影地として注目されてきました。

10〜20人程度のグループにガイドが1人つき、各映画セットについて英語で説明してくれます。ユーモアあふれるガイドで、映画好きの方にとってはたまらないツアーでした。

最近ではクリストファー・ノーラン監督の作品もここで撮影されたとのことで、ガイド自身も翻訳として関わったと話してくれました。所要時間は約1時間です。

アルガンオイルの工場見学

さらに道中、アルガンオイルの産地に立ち寄りました。食用と美容用のアルガンオイルがどのように作られるかを実演とともに解説してもらえます。

試食でいただいたペーストが非常においしく、思わず購入してしまいました。アルガンオイルはモロッコを代表するお土産のひとつで、品質のよいものを産地で買えるのはお得です。

マラケシュに到着

40度の洗礼

数日の旅を経てたどり着いたマラケシュは、これまでの街とはまた違う熱気に満ちていました。気温はなんと40度。シェフシャウエンでは寒くて上着が必要だったのが、遠い昔のことのように感じられました。

マラケシュのリヤドへ:外は中世、中は現代

宿泊したリヤドは開業からまだ10日という新しい宿で、古いメディナの入り組んだ路地を抜けてたどり着くと、扉の向こうには最新式のシャワーと大きな鏡が備わるモダンな空間が広がっていました。施設はプール付きであっつい体を冷やそうと足を入れて涼みました。

Screenshot

「外は中世、中は現代」というコントラストが面白く、リヤドはいろんなスタイルがあるんだなと感じました。フナ広場まで徒歩4分という立地も、乳幼児連れの私たちには大変ありがたかったです。

マラケシュ1日目:フナ広場とディナー

ジャマ・エル・フナ広場の客引き

夕方、フナ広場へ向かいました。広場に近づくにつれて人の密度と騒音が増し、マラケシュに来たことをいやでも実感させられます。

ひとつ注意点として、ジュースを1個頼んだら2個渡されておつりもないという場面がありました。購入前に値段を確認し、明確に意思表示をすることが大切です。また日本語で話しかけてくる客引きも多く、マラケシュの賑やかさのひとつとして楽しむくらいの気持ちで臨むとよいでしょう。

La Cantine Des Gazelles:40分待ちも納得のレストラン

夕食に向かったLa Cantine Des Gazellesは人気レストランで、到着時は満席。40分後の予約を入れ、その間フナ広場を散策しました。

時間になりレストランに戻ると、ベビーカーを気にかけてくれテラス席を用意してくれていました。ピンク色の内装が印象的な空間でした。

ここで食べたチキンタジンとオリーブ漬けはこの旅で一番おいしかったです。待った甲斐がありました。マラケシュで食事をするなら事前予約をしておくと安心です。

マラケシュ2日目:マジョレル庭園とガイドツアー

マジョレル庭園:3日前のオンライン予約が必須

翌朝は旅の中でずっと行きたかったマジョレル庭園へ。ここはオンラインでの事前予約が必須です。

私たちは3日前に予約しましたが、人気の時間帯はすぐに埋まるため早めに手配することをおすすめします。朝9時の開園直後に訪れると比較的混雑が少なく、ゆっくり鑑賞できました。

「マジョレルブルー」と呼ばれる鮮やかな青が随所に光る庭園は、清掃員や警備員の数が桁違いで行き届いた管理がされていました。

娘もその青さに反応したのか、きょとんとした表情で辺りを見回していました。マラケシュの喧噪を忘れた静かな空間で、イブ・サン=ローランがこの場所を愛した理由がよく分かりました。余談ですが、モロッコ滞在中で一番きれいなトイレでした。

マジョレル庭園 基本情報

  • 場所:マラケシュ新市街、グリエルブ地区
  • 開園時間:9時〜18時(季節により変動)
  • チケット:オンライン事前予約必須
  • 所要時間:約1〜1.5時間
  • おすすめ時間帯:開園直後の朝9時ごろ

日本語ガイド・モハメドさんと合流

マジョレル庭園見学後、日本語ガイドのモハメドさんと合流しました。日本語が大変上手な方でしたが、中東問題の影響で日本人観光客が減少し、日本語を使う機会が減ってきているとおっしゃっていました。日本だけでなくモロッコも影響を受けているんだなと感じました。

バヒア宮殿:19世紀のモロッコ権力者の暮らしを垣間見る

最初に訪れたのはバヒア宮殿です。19世紀にモロッコの大臣が家族とともに暮らしていた宮殿で、仕事に使っていた豪華な応接スペースから、プライベートな部屋まで様々な空間が公開されています。

各部屋を飾る精緻な漆喰彫刻や色鮮やかなモザイクタイル、手描きの天井画は圧巻で、当時の権力者の豊かさを物語っています。当時モロッコは一夫多妻制で、奥さん一人ずつに部屋があったとのこと。いくつも続く部屋の多さに、改めてその時代の暮らしを想像しました。

バヒア宮殿 基本情報

  • 場所:マラケシュ旧市街(メディナ)
  • 入場料:有料
  • 所要時間:約45分〜1時間

バシャコーヒー:世界第一号店

ガイドツアーの途中、バシャコーヒーに立ち寄りました。現在では東京・銀座にも出店している世界的に有名なコーヒーショップですが、ここマラケシュが第一号店です。

店内はモロッコの伝統的な装飾とヨーロッパのアンティーク家具が混在した独特の雰囲気で、コーヒーの味はもちろん、空間そのものが楽しめます。ひとつ知っておきたいのは、コーヒー豆を買うだけでも入場料が必要という点です。

ブティック内ではコーヒーは飲めませんが、豆の香りを楽しむことはできます。カフェとして利用する場合は、隣接するミュージアムの料金を払う必要があります。今回はブティックの料金だけ支払い、コーヒー豆をお土産に買いました。

メディナのスーク:1000軒以上がひしめく迷宮

マラケシュのスークは1000軒以上の店がひしめき合い、革製品・スパイス・陶器・テキスタイル・ランプなど、ありとあらゆるものが売られています。

値段の交渉が基本スタイルのため、提示された値段をそのまま払わず、粘り強く交渉することが大切です。最初の提示価格から半額以下になることも珍しくありません。エリアごとに同じような商品が売られているので、気に入ったものがあっても即買いせず、まず他のお店の値段も確認してみることをおすすめします。

CHABI CHIC:ハンドメイド雑貨のお土産に最適

自由時間にメディナ内のCHABI CHICというハンドメイド雑貨店に訪れました。ひとつひとつ手作りされた商品は個性があり、バッグ・ポーチ・アクセサリーなど幅広いラインアップが揃っています。メディナにあるのはアウトレット店舗で、割引商品も多くお得に購入できました。

マジョレル庭園近くの新市街には通常の店舗もあるので、じっくり選びたい方はそちらもおすすめです。

レバノン料理で旅の最後の夜を締めくくる

最終夜の夕食はレバノン料理を選びました。日本ではなかなか出会えない料理で、スパイスの使い方がモロッコ料理とは異なりながらも、日本人の口に合う味付けでした。

ただ、それだけでは腹が満たされなかったため、帰り道に路面店でローカルフードをテイクアウトしてリヤドでいただきました。旅の最後らしい、気ままな締めくくりでした。

子連れでマラケシュを旅するときのポイント

  • マジョレル庭園は必ず事前予約を

当日券では入れない可能性があります。公式サイトからオンライン予約を3日以上前に済ませておくことをおすすめします。

  • メディナ内のベビーカーは不便だが広場周辺は使える

メディナの細い路地は人通りも多くベビーカーでの移動は難しいです。一方、フナ広場など広いエリアではベビーカーも十分に使えます。場所に応じて使い分けるのがよいでしょう。

  • 客引きへの対応

マラケシュはモロッコの中でも特に客引きが多い都市です。必要がなければ目を合わせず歩き続けるのが一番です。

  • 気温対策

マラケシュは5月でも40度近くになることがあります。帽子・サングラス・日焼け止めは必須で、こまめな水分補給も忘れずに。

  • お土産の購入について

スークでは値段交渉が基本です。定価販売の店を利用するのも安心です。

まとめ:マラケシュは喧噪と魅力が共存する旅の最終目的地

マラケシュはモロッコ旅行の締めくくりにふさわしい、圧倒的なエネルギーにあふれた街でした。マジョレル庭園の静けさ、バヒア宮殿の豪華さ、スークの混沌、そしてフナ広場の熱気と、短い滞在の中に様々な表情が詰まっていました。

今回の9日間のモロッコ周遊旅行を通じて感じたのは、モロッコの多様さです。青い街、砂漠、古都の迷宮、大自然の渓谷、そして喧噪の観光都市と、これほど変化に富んだ国はなかなかありません。

乳幼児連れということで不安もありましたが、各地でモロッコ人の温かさに助けられ、家族4人で充実した旅ができました。モロッコ旅行を検討している方に、この旅行記が少しでも参考になれば幸いです。

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モロッコロマン編集部

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