そこで迷うのが、キャンプに2連泊するか、ホテルと1泊ずつ組み合わせるか。「テントで2泊しても快適?」「2日目は何をして過ごす?」と、気になることもありますよね。
今回は、キャンプ1泊→ホテル1泊を基本に、それぞれの泊まり方の特徴や季節による違い、周辺での過ごし方をご紹介します。
砂漠でどんな時間を過ごしたいかを思い浮かべながら、ご自身に合う2泊のプランを見つけてみてください。
迷ったら、キャンプ1泊→ホテル1泊を基本に

メルズーガの宿は、砂丘のふもとに建つホテル(オーベルジュと呼ばれる宿も多くあります)と、砂丘の中に設営されたテント式のキャンプに分かれます。2泊の組み方に迷ったら、1泊目をキャンプ、2泊目をホテルにする組み方から考えてみてください。
到着した日に砂丘へ入り、キャンプで夜と朝を過ごしたら、翌日はホテルへ移ります。砂丘の外に拠点ができることで、体を休めたり周辺へ出かけたりと、2日目の過ごし方に余裕が生まれます。現地の手配でも、砂漠に2泊する場合はこの順番を組むことが多くあります。
砂丘の中でできるだけ長く過ごしたいなら、キャンプ2連泊も選択肢になります。その場合は、季節に合った設備があり、2日目の日中の過ごし方まで整えられるかどうかが前提です。
キャンプ+ホテルとキャンプ2連泊の違い

違いが出るのは、砂丘で過ごす時間と2日目の日中の居場所です。旅で大切にしたいことに合わせて比べてみましょう。
キャンプ1泊→ホテル1泊
向いているのは、砂漠の夜を体験し、ホテルでの休息や周辺観光も楽しみたい人です。
この組み方の良さは、砂丘で夜と朝を過ごした翌日に、砂を落として休める場所があることです。2日目の日中はホテルで過ごすことも、周辺の村や町へ出かけることもでき、帰りの長距離移動の前夜は客室で過ごせます。
砂丘のふもとに建つホテルなら、夕方や早朝に砂丘へ出かけて景色を見ることもできるので、砂漠の時間がキャンプの1晩分だけで終わるわけではありません。
手間になるのは、宿を一度移ることと、ホテルに着いてからしばらく部屋に入れない場合があることです。早く部屋で休みたいなら、早めのチェックインや荷物の預かりができるかを宿に確かめておくと、2日目の予定を組みやすくなります。
編集部が泊まったときのように、キャンプを運営しているホテルを選ぶと、荷物の受け渡しもわかりやすくなります。
客室の設備が整ったホテルを選べば、季節に合わせて休む場所を確保しやすいのも、この組み方の特徴です。昼の暑さが厳しい時期は日中を砂丘の外で過ごせますし、冷え込む季節も最後の夜は客室で過ごせます。
なお、初日の到着が遅くなりそうな日程なら、1泊目をホテルにして翌日の夕方にキャンプへ入る、ホテル→キャンプの順に入れ替える方法もあります。
キャンプ2連泊
向いているのは、砂丘の中で長く過ごしたい人や、宿の移動を減らしたい人です。
砂丘の中で2晩続けて過ごせるのが、この組み方の魅力です。宿を移らないので、荷物を詰め直す手間も省けます。
その一方で、2日目の日中をどう過ごすかが課題になります。季節や施設によっては、日中のテントが暑かったり、昼間はスタッフが少なかったりします。昼食や外出のための車を用意できるかどうかも、キャンプしだいです。
連泊を選ぶなら、季節に合った設備があり、2日目の日中も食事や移動を任せられるキャンプかどうかが判断の分かれ目になります。着替えは小分けにし、カメラやスマートフォンは袋に入れて守っておくと安心です。
季節による差が大きいのも、この組み方です。昼の暑さが厳しい時期は、テントに冷房があるか、実際に使えるかまで確かめておく必要があります。12月のように日中の暑さがやわらぐ時期なら、暑さを理由に連泊を避ける必要がない場合もあります。
ただし冬は日が落ちると一気に冷え、早朝はかなり寒くなるため、寝具や暖房の確認と防寒着の用意が欠かせません。
参考:2026年5月のキャンプ1泊の記録
編集部が家族でキャンプに1泊した際の行程です。2連泊の体験談ではなく、時刻やプログラムはこの日の一例です。
- 到着後:ホテルでひと休み
- キャンプへ:ラクダで約1時間
- 20:30ごろ:夕食
- 22:00ごろ:太鼓の演奏とダンス
- 翌朝06:30:起床・砂丘へ
- 09:00:車で出発
テントには専用のシャワーとトイレがあり、温水も電源も使えました。一方、細かな砂はバッグの中にも入り込み、5月でも日没後は冷え込みました。設備の確認に加えて、荷物の砂対策と羽織るものも用意しておくと安心です。
詳しくはサハラ砂漠メルズーガ観光|乳幼児2人連れモロッコ家族旅行9日間④をご覧ください。
2日目の日中はどう過ごす?

キャンプからホテルへ移る組み方なら、2日目の日中はホテルでゆっくり休むのもひとつの選択です。長い移動が続く旅の途中に、予定を入れない時間をつくるのも悪くありません。体力に余裕があれば、メルズーガ周辺へ足を延ばせます。
周辺を4WDで回る半日・1日の観光では、次のような場所を組み合わせて案内していることがあります。
メルズーガ|砂丘周辺で過ごす
遠出をせず、砂丘のまわりで過ごす方法です。砂丘の斜面をボードで滑り降りるサンドボーディングは、砂の上ならではの遊びです。砂丘を走るなら、クワッド(四輪バイク)や、バギーといった乗り物もあります。ラクダに乗って砂丘をゆっくり巡るのも、2日目ならではの過ごし方です。
体験できる内容や料金、申し込み方法は、宿泊先やツアー会社に確認しておきましょう。
移動を増やしたくない人や、宿の近くでのんびりしたい人に向いています。暑い時期は日差しの強い時間を避け、夕方に砂丘へ出ると過ごしやすくなります。砂漠での楽しみ方はサハラ砂漠(メルズーガ)完全ガイドでも紹介しています。
ハミリア村|音楽や食事を楽しむ
メルズーガから南へ数kmのところにある小さな村で、サハラ以南にルーツを持つ人々が受け継いできたグナワ音楽で知られています。訪れた人に演奏を聞かせてくれる場があり、音楽に耳を傾けると、砂丘とは違う形でこの土地の文化に触れられます。音楽や食文化に関心のある人に向いています。
演奏を聞けるか、食事を手配できるか、料金はいくらかは、手配先を通して事前に相談しておくと安心です。
リッサニ|町歩きや市場を訪ねる
古くから交易で栄えた町で、周辺の村から人が集まる大きな市場(スーク)や、ムーレイ・アリ・シェリフ霊廟があります。香辛料や日用品が並ぶ市場を歩くと、この地域の暮らしの一端に触れられます。名物のマドフーナは、肉や野菜、香辛料などを生地に詰めて焼いたパンです。町歩きや買い物が好きな人に向いています。
市場を訪ねるなら、行く日や時間帯を手配先に相談しておきましょう。
予約前に確認したい3つのこと

日中に使える客室や設備
確かめたいことは、組み方によって異なります。キャンプ→ホテルなら、ホテルに着いてから何時ごろ部屋に入れるか、それまで荷物を預けられるかを聞いておきます。
ホテル→キャンプなら、チェックアウト後、キャンプへ出発するまで客室を使えるかが目安になります。キャンプ2連泊の場合は、日中のテントで過ごしやすいかどうかがポイントです。
食事・送迎・アクティビティの料金と手配範囲
昼食、日中の送迎、ラクダや4WDなどのアクティビティが宿泊料金に含まれるかどうかは、手配によって異なります。何が含まれ、何を別に頼む必要があるのかを予約の段階ではっきりさせておくと、現地で予定を組み直さずに済みます。ハミリア村やリッサニへ出かけるなら、その送迎もあわせて相談しておきましょう。
テントの設備と季節に合った暑さ・寒さ対策
シャワーとトイレがテント専用か共用か、温水や電源が使えるかは、キャンプによって違います。暑い時期は冷房の有無と実際に使えるかを、寒い時期は寝具や暖房を確かめておきましょう。春や秋でも日没後は冷え込むことがあるので、羽織るものを一枚持っていくと安心です。
まとめ

砂漠の夜を一度味わい、2日目はホテルで休んだり周辺を観光したりしたいなら、キャンプ1泊→ホテル1泊が組みやすい選択です。砂丘で過ごす時間を長く取り、宿の移動を減らしたいなら、季節に合った設備と日中の態勢が整ったキャンプで2連泊する方法もあります。
どちらが合うか迷ったときは、旅する時期と砂漠で過ごしたい日数だけでも、旅の相談から日本語でご相談いただけます。






