モロッコへの航空券を探すと、経由地も到着空港もさまざまな組み合わせが出てきます。料金の差だけでは決めにくく、どこで乗り継ぐのがよいのか迷う方も多いはずです。
この記事では、乗り継ぎ便の選び方、カサブランカとマラケシュのどちらに着くか、予約前に確認したい条件を順に整理します。
初めてのモロッコで、移動の負担をできるだけ減らしながら、旅程に合う航空券を選びたい方に向けた内容です。
日本からモロッコへ、乗り継ぎ便はどう選ぶ?

今回確認した各航空会社の公式案内では、日本からモロッコへは途中の空港で乗り継ぐ便が案内されています。経由地の候補として分かりやすいのは、イスタンブール、ドーハ、ドバイの3つです。
検索結果には、乗り継ぎが2回ある便や、待ち時間がかなり長い便も並びます。初めてのモロッコで移動の負担を減らしたいなら、乗り継ぎ1回・通し航空券・無理のない待ち時間と到着時刻の3つを軸に探すのが、おすすめです。
長い移動のあとにどれくらい疲れが出るかは、人によって違います。「乗り継ぎの待ち時間は何時間までなら平気か」「到着した日に動く予定を入れたいか」を先に考えておくと、自分に合う便を選びやすくなります。
以下で紹介する経由地は、各社の公式路線ページで確認したものです。路線ページは特定の日の運航を約束するものではないため、実際の便は旅行日を入れて検索してください。
ドーハのあるカタールとドバイのあるアラブ首長国連邦については、現在、外務省が両国への不要不急の渡航を控えるよう呼びかけています。ドーハ経由とドバイ経由は、経路の例として紹介するもので、利用をおすすめするものではありません。経由便を検討する場合も、予約時と出発前に外務省の最新情報(カタール/アラブ首長国連邦)と航空会社の運航情報を確認したうえで判断してください。
イスタンブール経由
- 航空会社と到着地:ターキッシュエアラインズの日本向け公式案内で、イスタンブールからカサブランカとマラケシュへの便が紹介されています。
- 検討に向くケース:到着空港をカサブランカとマラケシュの両方で比べたい方の候補になります。
ドーハ経由
- 航空会社と到着地:カタール航空の公式路線ページで、東京からドーハを経由してカサブランカへ向かうルートが案内されています。
- 検討に向くケース:カサブランカ到着を前提に、東京発の乗り継ぎ1回の候補を比べたい方に向いています。
ドバイ経由
- 航空会社と到着地:エミレーツ航空の公式路線ページで、成田発カサブランカ行きが案内されています。ドバイで乗り継ぐルートです。
- 検討に向くケース:成田から出発し、カサブランカ着を考えている方の候補になります。
どの経由地でも、乗り継ぎの待ち時間や到着時刻は日によって変わります。経由地の名前だけで決めず、旅行日の候補をいくつか並べて条件を比べるのが確実です。
カサブランカとマラケシュ、旅程に合う到着空港は?

到着空港は、航空券の料金より先に旅程から考えると迷いにくくなります。モロッコはどの都市を回るかによって、入りやすい空港が変わるためです。
カサブランカに着く場合
北部も含めて周遊する旅程に。シェフシャウエンやフェズなど、北部の街を回る旅程の入口として考えやすい空港です。
到着が夕方以降なら、その日はカサブランカに泊まり、翌日から移動を始めると無理がありません。早めに着く場合も、長いフライトの後なので初日の予定は控えめにしておきましょう。
マラケシュに着く場合
マラケシュを拠点に南部を巡る旅程に。旧市街を中心に、南部の街を巡る旅程の目安になります。
到着日はマラケシュに泊まり、旧市街の散策は翌日にまとめると落ち着いて歩けます。サハラ砂漠のメルズーガまでは長距離の移動になるため、砂漠へ行く場合は移動を含めた日程を別に確保してください。
北部と南部の両方を回るなら、行きはカサブランカ、帰りはマラケシュのように、到着と出発の都市を分ける方法もあります。同じ道を戻らずに済むため、周遊型の旅程と相性のよい買い方です。
航空券の検索画面で「複数都市」や「周遊」を選び、区間ごとに入力すると探せます。往復で買う場合と料金や変更条件が異なることがあるので、両方を並べて比べてください。
エリアの選び方や日数別の周遊ルートは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
モロッコ観光完全ガイド|エリア×日数の選び方
航空券を予約する前に確認したいこと

気になる便が見つかったら、購入前に次の3つを確かめておくと、出発後の思わぬ負担を減らせます。
合計所要時間と、現地時刻・日付
予約画面には、区間ごとの飛行時間と全体の所要時間が表示されます。比べるときは、乗り継ぎの待ち時間も含めた合計所要時間を見てください。
出発・到着の時刻は、それぞれの空港の現地時刻で表示されます。時刻の横に「+1」などとある場合は、到着が翌日以降になるという意味です。モロッコに着く日付を確認してから、初日の宿を予約しましょう。
待ち時間は、短すぎると乗り継ぎが慌ただしくなり、長すぎると空港での滞在が負担になります。自分が無理なく過ごせる時間の幅を決めて、その範囲の便から選ぶと比較が楽になります。
通し航空券と別切り航空券
通し航空券とは、日本からモロッコまでのすべての区間が、1枚の航空券として発券されているものです。区間ごとに別々の航空券になっている場合は、一般に別切りと呼ばれます。
予約サイトでまとめて支払いをした場合でも、中身は別切りになっていることがあります。購入前に、通し航空券か別切りか、乗り継ぎのときに荷物や遅延がどう扱われるかを、予約画面の案内や販売元で確認しておきましょう。
通し航空券は、受託手荷物を最終目的地まで預けられることが多く、乗り継ぎ地での手続きも少なく済みやすいのが利点です。ただし、荷物の扱いや、遅延・欠航のときにどこまで対応してもらえるかは、航空会社と航空券の条件によって異なります。
別切りは組み合わせ次第で安くなることもありますが、乗り継ぎ地で荷物を受け取って預け直す必要が出る場合があります。その際は経由地での入国手続きが関わることもあります。前の便が遅れて次の便に間に合わなかったときの扱いも、それぞれの航空券の規定次第です。
初めてのモロッコなら、まずは通し航空券を基本に探し、別切りは条件を自分で確認できる場合の選択肢と考えると安心です。経由地やモロッコの入国条件は、ご自身の国籍と経路に合わせて、各国の公式情報で確認してください。
運航会社・荷物・料金条件
予約した航空会社と、実際に飛行機を運航する航空会社が異なる「コードシェア便」もあります。予約画面に「運航:〇〇航空」と表示されている場合は、チェックインのカウンターや手続きの案内を、運航する航空会社の情報で確認しておくと空港で迷わずに済みます。
無料で預けられる手荷物の個数や重さは、購入する航空券に表示されている内容と適用条件で確認してください。航空券の種類によって条件が異なることもあるため、購入前の画面で区間ごとに確かめておくと安心です。
料金を比べるときは、表示価格だけで判断しないことが大切です。受託手荷物が含まれているか、座席指定が有料か、日程変更や払い戻しの条件はどうかまで含めて、総額で比べるようにしてください。安く見える航空券でも、荷物や座席を追加すると差が縮まることがあります。
スーツケースの準備や機内に持ち込みたいものは、こちらの記事にまとめています。
モロッコ旅行の持ち物チェックリスト!必需品から便利なものまでご紹介
モロッコへの航空券は、料金だけでなく、どの都市に着いてどう周遊するかとあわせて選ぶと決めやすくなります。北部から回るのか、マラケシュを拠点にするのかが決まれば、候補の便も自然に絞られていきます。
気になる便が見つかったら、合計所要時間と到着時刻、航空券の条件、荷物を含めた総額を確かめてから予約してください。旅程と航空券を一緒に考えておけば、到着した日から落ち着いて旅を始められます。






