
モロッコについて
王国の歴史・文化・観光地を完全ガイド
色彩の国、モロッコ
モロッコは北アフリカに位置し、大西洋と地中海に面するエキゾチックな国です。ヨーロッパから3時間、アラブとアフリカとヨーロッパの文化が交差する場所で、青く染まった街、赤い砂漠、迷路のような古都が旅人を魅了します。
シェフシャウエンの青い路地を歩き、サハラ砂漠で満天の星空を眺め、マラケシュの喧騒に身を委ねる。1週間あれば、山も海も砂漠も古都も体験できる、凝縮された魅力がこの国にはあります。
ここには、忘れられない冒険が待っています。
モロッコってどこにある?
モロッコはアフリカ大陸の北西部に位置し、西は大西洋、北は地中海に面するエキゾチックな国です。ジブラルタル海峡を挟んでヨーロッパ(スペイン)と隣接しており、フェリーで約1時間で渡航できます。東はアルジェリア、南は西サハラと国境を接しています。
ヨーロッパから約3時間というアクセスの良さから、ヨーロッパ、アラブ、アフリカの文化が交差する場所として、独特の魅力を持っています。
独特な地形と気候
モロッコの国土中央には、アトラス山脈が東西に走っています。この山脈は全長2,500kmにも及び、最高峰は4,000mを超えます。アトラス山脈を境に、モロッコの気候は大きく2つに分かれます。
地中海性気候で温暖。カサブランカ、ラバト、タンジェ等主要都市が集中しています。
乾燥した砂漠気候。有名なサハラ砂漠が広がり、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。
同じ国でありながら、場所によって全く異なる景色と気候を体験できるのがモロッコの大きな特徴です。
日本からのアクセス方法
直行便はなし、経由便でのアクセス
現在、日本からモロッコへの直行便はありません。ヨーロッパまたは中東の主要都市を経由してアクセスすることになります。
主要な経由ルート
- ヨーロッパ経由:パリ、アムステルダム、マドリード、イスタンブールなど(所要時間:約18〜22時間)
- 中東経由:ドバイ、カタール(ドーハ)など(所要時間:約17〜20時間)
モロッコで最も便数が多く利用しやすい空港は、ムハンマド5世国際空港(カサブランカ)です。この空港がモロッコの玄関口となっており、ここから国内各地へアクセスできます。マラケシュ、フェズ、アガディールにも国際空港があります。
モロッコの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式国名 | モロッコ王国(Kingdom of Morocco) |
| 首都 | ラバト |
| 面積 | 44.6万㎢(日本の約1.2倍) |
| 人口 | 約3,771万人(2023年) |
| 元首 | モハメッド6世国王(1999年即位) |
| 政体 | 立憲君主制 |
| 民族 | アラブ人65%、ベルベル人30% |
| 言語 | アラビア語、ベルベル語、フランス語 |
| 宗教 | イスラム教(国教)スンニ派 |
| 通貨 | モロッコ・ディルハム(1ディルハム=約15円) |
| 時差 | 日本より9時間遅れ(サマータイム期間は8時間) |
| ベストシーズン | 春(3-5月)と秋(9-11月)が過ごしやすい |
| 主要産業 | 農業、水産業、鉱業(リン鉱石)、観光業 |
| 交通手段 | 都市間は鉄道やCTMバスが便利。タクシーは交渉制 |
| ビザ | 90日以内の観光は不要。パスポート残存期間3ヶ月以上※推奨6ヶ月以上 |
| 食事 | タジン、クスクス、ミントティーなど |
モロッコの歴史と文化
モロッコの歴史
アラブ人の進出によりイスラム文化が根付く
フランスとスペインの保護領となる
独立、モロッコ王国として主権回復
現国王モハメッド6世即位
憲法改正により王権縮小、首相権限強化
モロッコ王国について
モロッコは立憲君主制の王国です。現国王のモハメッド6世は1999年に即位し、国民から高い人気を得ています。2002年から発行されているモロッコ・ディルハム紙幣には、国王の肖像が印刷されています。街中でも若き日の国王の肖像画が飾られているのを見ることができます。
モハメッド6世国王は、貧困撲滅、雇用問題、教育改革など国民に軸足を置いた政策を重視しており、女性の権利向上や腐敗撲滅にも積極的に取り組んでいます。
多様な文化が交差する国
モロッコの最大の魅力は、アフリカ × ヨーロッパ × アラブという3つの文化が融合している点です。
フランスとスペインの統治時代の影響が色濃く残っており、街にはフランス語の看板やパン屋が立ち並びます。日常会話でもアラビア語とフランス語が混在しています。
国民の9割以上がイスラム教徒(ムスリム)です。1日5回の礼拝が行われ、街にはモスク(イスラム教の礼拝所)が点在しています。
モロッコならではの体験
リヤドに泊まる
モロッコに行くなら、ぜひリヤドに宿泊してみてください。リヤドとは、かつて裕福な人々が暮らしていた邸宅をプチホテルのように改装した宿泊施設です。
最大の特徴は、パティオ(中庭)と呼ばれる吹き抜けの開放的な空間。色鮮やかなタイルや彫刻が施された内装は、モロッコらしい異国情緒にあふれています。
- 薄いブルーが美しいシャウエンのリヤド
- 伝統的な装飾が施されたフェズのリヤド
- モダンとモロッコスタイルが融合したマラケシュのリヤド
インテリアが好きな方、ロマンティックな雰囲気を楽しみたい方、女子旅にも特におすすめです。
モロッコで泊まりたい!人気の宿「リヤド」とは?その特徴や注意点をご紹介
モロッコ料理を堪能
モロッコ料理は、ベルベル人、アラブ人、ユダヤ人、ヨーロッパ人など、多様な文化の影響を受けた料理です。スパイスやハーブを多用し、甘味と酸味、辛みのバランスが絶妙です。

タジン鍋
円錐形の蓋が特徴的な土鍋で蒸し煮にした料理。肉や魚、野菜、果物などを一緒に煮込むことで、甘味と酸味が加わり深い味わいが生まれます。

クスクス
小麦粉を水で練って作った粒状の麺。毎週金曜日のお昼は、お祈りの後にクスクスを食べる習慣があります。

ミントティー
モロッコ人は1日に4〜5回もミントティーを飲むほど大好き。お砂糖がたっぷり入っていてとても甘いのが特徴です。

パスティラ
薄いパイ生地の中に、鶏肉や鳩肉、アーモンド、卵を層状に重ね、シナモンと粉砂糖で甘く仕上げます。甘味と塩味の絶妙なバランスが特徴で、サクサクのパイ生地とスパイスの香りが口の中で広がります。

ハリラ
トマトベースの栄養満点スープ。ひよこ豆やレンズ豆、羊肉、野菜、パスタが入った濃厚なスープで、スパイスがしっかり効いています。ラマダン(断食月)明けに最初に口にする料理として親しまれています。

ホブス
モロッコの食卓に欠かせない丸いパン。外はカリッと、中はもちもち。タジンやスープと一緒に、ちぎって具材をすくって食べるのがモロッコスタイル。モロッコ人のソウルフードです。
モロッコ雑貨をショッピング
モロッコのお買い物天国と言えば、マラケシュのスーク(市場)です。迷路のような路地に、革製品、陶器、ランプ、絨毯、バブーシュなど、色とりどりの雑貨が所狭しと並んでいます。
人気のモロッコ雑貨
- バブーシュ:モロッコの伝統的な革製スリッパ。カラフルな刺繍や装飾が施され、お土産に大人気。値段交渉も楽しみの一つです。
- モロッコタイル(ゼリージュ):幾何学模様が美しいタイル。イスラミックデザインとして世界中で注目されています。
- 革製品:フェズの伝統的な革なめし技術で作られたバッグ、財布、ベルトなど。本革なのに驚くほど安く手に入ります。
- アルガンオイル・ローズオイル:モロッコ原産の美容オイル。特にアルガンオイルは「モロッコの黄金」と呼ばれ、美容効果が高いことで知られています。
- ミントティーグラス:色鮮やかな装飾が施されたグラス。モロッコの食卓に欠かせないアイテムです。
スークでは値段交渉が基本。最初に提示される価格から2〜3割引きが目安です。笑顔で楽しく交渉しましょう!複数の店を回って相場を把握するのもポイントです。
旅行期間の目安
モロッコは見どころが多いため、できれば1週間以上の滞在がおすすめです。
移動に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。特にサハラ砂漠ツアーは2日以上の時間を確保しましょう。
時間が限られている場合は、カサブランカ+マラケシュなど、1〜2都市に絞った滞在がおすすめです。マラケシュを拠点にエッサウィラへの日帰り旅行も人気です。
モロッコ旅行を検討中の方はこちらのツアーをご覧ください






