旅行先としてサハラ砂漠を考えてみたことはありますか?
どこまでも続く荒涼とした砂の世界は、雨の多い国で育った日本人には何とも言えない異次元空間です。
こちらの記事では、サハラ砂漠への行き方やその魅力、注意事項についてご説明します。
今まで知らなかったサハラ砂漠の魅力について知り、もっと興味が湧くはずです!
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サハラ砂漠について
サハラ砂漠はアフリカ大陸北部にあり、高温砂漠としては世界最大の砂漠です。その大きさはアメリカ合衆国とほぼ同じで、面積は約1,000万平方Kmあり、アフリカ大陸の約3分の1を占めるほど広大です。
下の地図で茶色い地域が、ほぼサハラ砂漠で、西は西サハラやモーリタニアから、東はエジプトやスーダンまで達します。
サハラ砂漠への行き方
サハラ砂漠へのアクセス
サハラ砂漠へは、モロッコのメルズーガから行くのがおすすめです。メルズーガは、マラケシュやフェズからがアクセスしやすいです。
メルズーガの街は、サハラ砂漠に面しており、文字通りサハラ砂漠への玄関口となっています。メルズーガ以外には、西寄りのサゴラからも行くことができます。
日本からモロッコへは中東やヨーロッパ経由で行くことができますが、直行便はなく約20時間のフライトとなります。国際線は首都ラバトをはじめ、カサブランカ、マラケシュ、フェズなどに便があります。
主要なルートとして、カサブランカ・フェズ・マラケシュからメルズーガへの所要時間を記します。
時計回りルート:
カサブランカ⇒メルズーガ(9.5時間)
フェズ⇒メルズーガ(7.5時間)
カサブランカやフェズからメルズーガに行く場合、エルフードという街から先は道路の舗装が十分ではないので、4WD車で行くことになります。
反時計回りルート:
マラケシュ⇒メルズーガ(9時間)
砂漠ツアー
サハラ砂漠へは、ツアーで行くのが一般的です。ツアーの料金は、オプションによりピンからキリまでなので一概に言えません。
モロッコの大都市(マラケシュ・カサブランカ・フェズなど)には旅行代理店が複数あり、観光客は街を歩いているとツアーの勧誘でよく声を掛けられますので、旅行代理店はすぐに見つかります。
しかし、現地でツアーを申し込むことは、どこにお願いすればいいのかわからずかなりハードルが高いと感じる方も多いはず。
ぜひモロッコロマンにご相談ください。私たちは、モロッコ専門旅行代理店とパートナーシップを組んでいます。詳しくはこちらページをご覧ください。
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サハラ砂漠の楽しみ方
サハラ砂漠に行ったら、ぜひ試して頂きたいアクティビティがいくつかあります。その中から5選をご紹介します。
ラクダに乗る
メルズーガに着いたら、まずはラクダに乗ってサハラ砂漠の中を進んでみましょう。現地のベルベル人が丁寧に手助けしてくれます。
ラクダが歩くとかなり上下に揺れますが、ラクダの背中に持ち手が固定されており、しっかり握れば初心者でも心配ありません。
ガイドのベルベル人にスマホを渡せば、ラクダに乗る姿を気軽に撮影してくれます。目線の高さは地上約3m。見晴らしがよく、異国情緒とキャラバン気分を味わえること間違いなしです。
サンセットを見る
ツアーでは、サンセットを見るのに最適なポイントまでラクダに乗って案内してもらえます。ツアーの内容によっては移動中にサンセットになってしまうかもしれませんが、砂漠一面が濃いオレンジ色に染まり、砂の地平線に太陽が沈んでいく様子は必見です。
星空を堪能する
メルズーガからアクセスするサハラ砂漠は近くに大きな街灯りがなく、しかも空気中の水分が少ないため視界がとてもクリアです。
これ以上のものがあるかと思うほど、最高に美しい満天の星空や天の川が堪能できます。宇宙を感じる大きな星空を見れば、自分の悩みがとてもちっぽけに思えて来ることでしょう。
キャンプ場でテントに泊まる
ホテルに泊まるのももちろんいいですが、せっかくサハラ砂漠まで来たなら、自然をより身近に感じられるキャンプ場のテント泊がおすすめです。
カサブランカやマラケシュといった都会の喧騒から離れ、街灯の無い静かな砂の大地で地面を感じながら眠るのは格別な体験です。
サンライズを見る
少し頑張って早起きすれば、ラクダに乗ってサンライズの見物ポイントまで連れて行ってもらえます。夜明けで周りが次第に明るくなり、砂の地平線から太陽が現れる様子はまさに圧巻。こんな絶景を見られる機会を逃す手はありません。
サハラ砂漠での注意事項&必需品
サハラ砂漠は滅多に経験することのない異次元の世界です。温暖湿潤の日本とは気候や環境が全く異なるため、楽しい旅をするために気を付けるべきこともいくつかあります。ここでは注意事項や必需品を厳選してお伝えします。
暑さ・寒さ
砂漠の気候は1日の寒暖差が大きく、20℃以上変化することもあります。とにかく暑いイメージが強い砂漠ですが、乾燥した砂漠では放射冷却が激しく、夜は反対にとても寒くなるので注意が必要です。
7月~8月の平均気温は最低約25℃~最高40℃越え、12月~1月の平均気温は最低5℃弱~最高20℃弱くらいになります。暑さ対策としてはペットボトル入りの水を多めに所持し、寒さ対策としては厚手の上着をお忘れなく。
紫外線
砂漠では雨がほとんど降らず太陽光を遮る物もないため、カンカン照りの下で紫外線の影響をまともに受けることになります。紫外線は上からだけではなく、砂に反射して下からも強烈に照り返します。紫外線対策として日焼け止めクリーム・サングラス・薄手の長袖を持って行きましょう。
砂
サハラ砂漠の砂はとても細かくサラサラで、風ですぐに舞い上がります。特に注意が必要なのが一眼レフカメラとスマホのような電子機器です。電子機器は隙間から砂が入り込むと、簡単に故障してしまうことがあります。
防塵対策として、一眼レフカメラには極力隙間の無い防水カバーを取り付けたりラップで巻いたりし、スマホは防水ケースに入れて使用しましょう。髪や衣服の中へ砂の侵入を防ぐには、ターバンやストールが有効です。粉塵アレルギーの方はマスクも必需品となります。
乾燥
サハラ砂漠の平均湿度は30%程度です。乾燥肌の方は肌がカサカサになってしまいますので、サハラ砂漠に入る前に保湿クリームやリップクリームを塗り、時々塗り直しましょう。
現地でも購入できますが、普段から使用して肌に合ったものを日本から持参する方が無難です。
電気がない
サハラ砂漠には当然のことながら電気が通っていません。もしもテントに宿泊する時は、懐中電灯やLEDライトがあると重宝します。カメラやスマホの充電もできませんので、モバイルバッテリーがあると安心です。
砂漠には街灯もランドマークもないので、方向感覚がなくなります。夜はキャンプの灯りが見えなくなるほど散歩するのは大変危険ですので、近場に留めておきましょう。
その他
衛生面では、トイレットペーパーとウェットティッシュがあると安心です。キャンプによってはトイレがないことも想定されます。そして、水は貴重品。できれば飲み水を減らしたくないので、手洗いは水を使わずにウェットティッシュで済ませるのが理想です。
まとめ
こちらの記事ではサハラ砂漠への行き方や楽しみ方、注意事項についてお伝えしました。砂漠ならではの魅力や、砂漠でしか経験できない素晴らしいことがたくさん見つかりましたね。楽しいサハラ砂漠旅行ができれば、あなたの一生の思い出になることでしょう。ぜひ、素敵なサハラ砂漠の旅を楽しんでください。
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