モロッコ旅行に行く前に知っておきたい大事なお金事情。モロッコの通貨って何?レートは?両替の方法は?など疑問が解決できるように今回、モロッコのお金の事情について深掘りします。
モロッコ旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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モロッコの通貨
モロッコの通貨はディルハム(MAD)です。ディルハムはモロッコ国内ではDHまたはDhsと表記されることもありますので、併せて覚えておきましょう。
レートは、以下の通貨コンバーターをご参考ください。
モロッコ通貨の種類
モロッコディルハムの紙幣は4種類あります。
- MAD200
- MAD100
- MAD50
- MAD20
モロッコディルハムの硬貨は5種類です。
- MAD10
- MAD5
- MAD2
- MAD1
- MAD50C (MAD1/2)
補助通貨単位はC=サンチーム(SANTIM)ですが、この言葉はモロッコでもほとんど耳にすることはありません。
古い呼び方のリアル(RIAL)を使う人の方がずっと多く、MAD1=100C=20リアルです。会話中にリアルが出て来て混乱したら、「ディルハムで言って!」とお願いしてみましょう。
モロッコでの両替方法
モロッコでの両替は、主に以下の3つの場所でできます。
- 空港の両替所
- ATMでキャッシング(クレジットカードの海外キャッシング機能)
- 街中の両替所、銀行、ホテル、郵便局
モロッコの空港では日本円を両替できます。大金を持つのは得策ではないため空港での両替は最低限としましょう。
観光地なら両替所があることが多く簡単に見つかりますが、コロナ渦以降日本人観光客が減ったことで、街中の両替所では日本円の両替に対応していないことも多く、注意が必要です。
また、両替時には必ず領収書をもらい保管しておく習慣を付けましょう。余ったディルハムを再両替する時、この領収書が必要になります。ディルハムはモロッコ以外の国では使えませんので、出国時の再両替を念頭に必要な金額を少しずつ両替するようにしましょう。
モロッコには各所にATMがあり、海外キャッシング機能付きのクレジットカードなら24時間ディルハムに両替することができるので、とても便利です。私はアコムのカードでキャッシングをしていました。
キャッシングには日本側の手数料(約100円~200円)とモロッコ側の手数料(約300円~400円)がかかるのが通常ですが、手数料を節約する方法があるのをご存知でしょうか?郵便局(POSTE MAROC)のAL BARID BANK(日本で言うところのゆうちょ銀行)なら、何とモロッコ側の手数料は無料なのです。
AL BARID BANKは以下のロゴが目印です。
キャッシングは大変便利ですが、注意点もいくつかあります。ATMは数多くありますが、古い機械も多く誤作動することが時々あります。
そのため表示通りの金額が出て来なかったり、領収書が出て来なかったりなんてこともあります。いかにも古そうなATMは避けた方が無難です。もし誤作動に見舞われた時は、すぐに管理会社に連絡しましょう。
また、人通りの多い場所にあるATMは現金不足で両替ができなかったり、平日の夕方以降や土日も現金切れになってしまったりすることがあります。ATMは、なるべくなら平日の昼間に利用するようにしましょう。
モロッコの支払い事情
モロッコでは現金主義が主流です。大きなホテル・レストラン・スーパーマーケットではクレジットカードが使用可能ですが、小規模の店舗や個人商店ではクレジットカードはほぼ使えず、使えても5%程度の手数料が上乗せされる場合もあります。そのため、現金とクレジットカードを使い分けることがおすすめです。
現金主義の背景として、モロッコの一般人にとってクレジットカードはまだそこまで信頼に足る決済手段になっていないことが挙げられます。
店舗での利用はスキミングなど犯罪の可能性が無い訳ではなく、スーパーでの日常的な買い物でクレジットカードを使用する人はそれ程多くありません。オンラインショッピングともなれば、まだまだ定着するのはこれからという段階です。
クレジットカードは元々店側が手数料を払って決済システムを利用できる仕組みですので、支払う側には便利ですが、受取り側には手数料の負担以外にも即金が入らないといった不便さもあります。
クレジットカードはVISAかマスターカードが最も確実で、JCB・アメックスは使えないこともあります。表面に”INTERNATIONAL”の記載がないと、ATMによってはキャッシングが使えないこともあるので要注意です。予備の意味も含めて、旅行には最低でも2枚のクレジットカードを持参しましょう。
海外での支払いと言えば、モロッコではチップを払う習慣がありますが、アメリカほど義務的に払う必要はありません。例えば、レストランで店員さんの対応が良かった時は10%程度、ホテルで荷物を持ってもらった時はMAD20程度を渡すのが相場ですが、全てのサービスに対し毎回チップを払う必要はありません。
最後に、モロッコの価格は全て付加価値税(VAT)の税込み表示となっています。買い物や支払いの時に税金で悩む必要はありません。
まとめ
こちらの記事では、旅行に役立つモロッコのお金の事情について詳しく解説しました。
モロッコでは現金主義で、大金を持ち歩くのは物騒ですから空港での両替は最低限とし、あとは街中に多数あるATMでこまめに両替するのがおすすめの両替方法でしたね。
クレジットカードは海外キャッシング機能付きを2枚持って行き、使える所では使う、それ以外は現金払いが主流と理解しておきましょう。では、楽しいモロッコ旅行を!
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